フィラーはどのような施術ですか?
フィラーは、ヒアルロン酸製剤などを皮膚や皮下の適切な層へ注入し、ボリュームが不足している部分を補ったり、輪郭のラインを整えたりするために行われる施術です。
顔のくぼみや影が気になる場合、平面的に見える部分へ立体感を与えたい場合、あご先や唇などの形を調整したい場合などに検討されます。切開を伴う手術とは異なる方法ですが、注入する位置や深さ、量によって印象が変わるため、十分な診察とデザインが必要です。
フィラーでは「何cc入れるか」だけに注目しがちですが、同じ量を使用しても注入する部位や層、製剤の性質によって見え方は異なります。多く注入することより、必要な場所を見極めて適切な量を使用することが大切です。
顔全体を見ながら考えるフィラーデザイン
例えば、ほうれい線が目立つ場合でも、ほうれい線の部分だけにフィラーを注入することが適切とは限りません。
頬のボリューム低下や皮膚のたるみ、骨格による影、表情筋の動きなど、複数の要因が関係している可能性があるためです。原因を確認せずに一部分だけを過度に満たすと、その部分が重く見えたり、表情を動かしたときに不自然さを感じたりすることがあります。
エバー皮膚科では、気になる部位だけを見るのではなく、額からこめかみ、目元、頬、口元、フェイスライン、あご先までのつながりを確認します。正面だけでなく、斜めや横から見た輪郭も考慮しながら、どの部分にどの程度の補正が必要かを判断していきます。
必要以上に注入しないという考え方
フィラーは、不足している場合には状態を確認しながら追加を検討できます。しかし、最初から過剰に注入すると、希望する部分だけを正確に元へ戻すことが難しい場合があります。
ヒアルロン酸フィラーでは状態に応じて分解酵素を使用することもありますが、すべてのフィラーが同じ方法で除去できるわけではありません。また、フィラーを溶解した後にボリュームの変化が生じ、改めて施術計画を立てる必要が出ることもあります。
そのためエバー皮膚科では、一度に大きく変えることを前提とせず、皮膚が支えられる範囲や顔全体のバランスを考えながら、必要な部分へ適切な量を使用することを重視しています。
変化の大きさを優先するのではなく、時間が経過した後の見え方も考えて計画することが、自然な印象につながります。
皮膚の厚みとフィラーの性質を確認します
フィラー製剤には、それぞれ硬さ、弾力、なじみ方などの違いがあります。
輪郭を支える必要がある部位と、皮膚が薄く繊細な目元とでは、求められる性質が同じではありません。注入部位に合わない製剤を使用したり、皮膚が支えられる範囲を超えて注入したりすると、凹凸や透け感、重い印象につながる可能性があります。
エバー皮膚科では、顔の構造だけでなく、皮膚の厚みや弾力、組織の状態も確認し、施術部位に応じて製剤や注入方法を検討します。一か所に量を集中させるのではなく、必要に応じて複数のポイントへ分散し、顔のラインが滑らかにつながるようにデザインします。
エバー皮膚科で相談できる主なフィラー部位
フィラー施術は、次のような部位で検討されます。
・こめかみ
・目の下、ダークサークル周辺
・前頬、頬骨周辺
・横頬
・ほうれい線
・あご先、横あご
・鼻
・唇
・耳たぶ、耳介周辺
・首のしわ
ただし、同じ悩みでもフィラーが適しているとは限りません。
皮膚のたるみが主な原因である場合にはリフティング施術、筋肉の動きが強い場合にはボツリヌストキシン施術、皮膚そのものの弾力低下が目立つ場合にはコラーゲン関連施術など、別の方法や組み合わせが検討されることがあります。
エバー皮膚科では、フィラーだけに限定せず、現在の状態と希望する変化を照らし合わせながら施術の方向を考えます。
過去にフィラーを受けた方は施術歴の確認が重要です
以前にフィラー施術を受けたことがある場合、見た目のボリュームが減っていても、体内に製剤が残っている可能性があります。
施術時期、注入部位、使用した製剤、注入量が分かる場合には、カウンセリング時に伝えることが大切です。過去のフィラーが残っている状態で同じ量を繰り返し注入すると、顔が次第に重く見えたり、本来の輪郭が分かりにくくなったりすることがあります。
再施術では、すぐに追加注入するのではなく、現在残っているフィラーの状態や左右差、硬さ、皮膚の伸びなどを確認する必要があります。状態によっては追加施術を控えたり、既存のフィラーへの対応を先に検討したりする場合もあります。
カウンセリングから施術までの流れ
最初に、現在気になっている部分と希望するイメージを確認します。「若々しく見せたい」「疲れた印象を和らげたい」「輪郭を整えたい」など、希望する変化によって施術計画は異なります。
次に、正面・斜め・横から顔を確認し、骨格、左右差、皮膚の状態、表情を動かしたときの変化を診察します。過去の美容施術歴やアレルギー、服用中の薬、持病についても事前に伝えてください。
診察結果をもとに、施術部位、使用する製剤、予想される注入量などをご説明します。内容に同意した後、必要な準備を行って施術へ進みます。施術後は全体のバランスや皮膚の状態を確認し、日常生活で注意する点をご案内します。
施術の可否や具体的な方法は、対面診察を受けたうえで決定されます。
日本から韓国へ来院される方へ
韓国滞在中にフィラー施術を検討している場合は、帰国直前ではなく、腫れや内出血などを考慮した日程を組むことをおすすめします。
過去に受けたフィラーの製品名や施術時期が分かる資料があれば、来院時に持参すると診察の参考になります。抗凝固薬やサプリメントを服用している方、アレルギー歴がある方、妊娠中または授乳中の方、治療中の疾患がある方は、必ず事前にお知らせください。
診療時間や休診日は変更される場合があります。また、日本語での案内や予約サポートの可否については、予約前にクリニックへ直接ご確認ください。
施術後に気をつけたいこと
施術後には、一時的な腫れ、赤み、圧痛、内出血、違和感などが生じる場合があります。これらの程度や続く期間には個人差があります。
施術部位を強く押したり、自己判断でマッサージしたりすることは避け、飲酒、激しい運動、サウナ、長時間の入浴などについては医療スタッフの案内に従ってください。
まれではありますが、感染、しこり、左右差、皮膚の変色、血管閉塞などが生じる可能性もあります。強い痛み、急激な皮膚色の変化、視覚の異常など、通常とは異なる症状を感じた場合は、経過を待たず直ちに医療機関へ連絡することが重要です。
よくあるご質問
Q. フィラーの効果はどのくらい持続しますか?
使用する製剤、注入部位、注入量、表情の動き、生活習慣、体質などによって異なります。具体的な持続期間については、使用予定の製剤を確認したうえで医師から説明を受けてください。
Q. 複数の部位を同時に施術できますか?
診察結果によっては複数部位を同時に検討できる場合があります。ただし、多くの部位へ一度に注入することが適切とは限りません。全体のバランスや腫れの程度を考え、段階的な施術をご提案することもあります。
Q. ダウンタイムはありますか?
大きな制限なく日常生活へ戻れる方もいますが、腫れや内出血が現れることがあります。大切な撮影やイベントを控えている場合は、余裕を持ったスケジュールでご相談ください。
自分らしさを残すフィラーを考えるために
自然なフィラー施術とは、単に注入量を少なくすることではありません。
どこにボリュームが必要なのか、どこはあえて触らないほうがよいのかを見極め、顔全体が滑らかにつながるように計画することが重要です。
エバー皮膚科では、顔を大きく変えることだけを目的にせず、一人ひとりの骨格や皮膚の特徴を確認しながら、もともとの顔立ちが持つ魅力を活かす方向を大切にしています。
韓国・狎鴎亭でフィラー施術を検討されている方は、希望する部分だけでなく、過去の施術歴や心配している点も含めてご相談ください。診察を通して現在の状態を確認し、必要な施術と必要ではない施術を整理することから始めます。
【クリニック情報】
EVER SKIN CLINIC
エバー皮膚科医院
住所:ソウル特別市江南区狎鴎亭路222 3階(新沙洞)
電話:+82-2-795-9553
※診療時間、休診日、予約方法、対応言語については、来院前に公式サイトまたはクリニックへご確認ください。
※施術の効果、持続期間、ダウンタイムには個人差があります。
※本記事は一般的な医療情報であり、施術の適応や方法は医師の診察後に決定されます。